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突然ですが、特別な気分の時に使うお気に入りのカップってありますか?
僕にとっての特別なカップ、それがククサです。
ククサとは、主に白樺などの木から掘り出して作った木製カップのこと。
普段はアウトドアブランドのマグカップを使っている僕ですが、休日にゆっくりしたい時はククサにコーヒーを注ぎます。木の温もりとコーヒーの風味が絶妙に絡み合い、至福のひと時を過ごせるんですよね!
また、ククサは「贈られた人が幸せになる」と言い伝えがあり、結婚や出産のお祝いなどのギフト、プレゼントとしても最適です。
この記事はこんなあなたに向けて書いています。
●コーヒーが好き
●こだわりのカップが欲しい
●キャンプ場でククサを使いたい
●アウトドア好きなカップル、夫婦
●結婚祝い、出産祝いで何をプレゼントしようか検討中
この記事ではククサの特徴やおすすめをご紹介します。
それでは見ていきましょう。
▼こちらも併せてご覧ください
ククサとは
ククサの歴史
ククサは、北欧のスカンジナビア半島の先住民が生み出した木製のマグカップです。
白樺の木のコブの部分を切り出し、乾燥させた後、木工職人がくり抜いて、ひとつひとつハンドメイドで作成する方法がとられてきました。
現在市場に出回っているククサは、パイン、オリーブ、ハンノキなどの白樺以外の木が使われているものもあります。
しかし、今でも本場北欧のフィンランドでは、各工房で白樺を材料とした、伝統的な製法が受け継がれています。
職人が手作業で作っているからこその、同じものがないオリジナル感、ぬくもりは他のマグカップでは出せません。
ギフトとしてのククサ
フィンランドでは、ククサを大切な人にプレゼントすると、贈られた人に幸せが訪れるという言い伝えがあります。
その後、徐々に各地に広まっていき、今では日本でも結婚祝いや出産祝いのギフトとして選ばれることが多くなってきました。
特にコーヒーを淹れるのが好きな方へのプレゼントとしては、気に入られること間違いなしですね。
▼コーヒーのご購入は下記からどうぞ!
ククサのメリット・デメリット
ククサのメリット、デメリットについて触れていきます。
メリット
■軽いので持ち運びがラク
ククサは木で作られているため、通常のステンレス製のマグカップなどに比べ軽いです。
持ち手の部分に穴が空いていることがほとんどで、革紐を通してカラビナなどに結びつければ、リュックやザックに引っ掛けて持っていくことができます。
■保温性
白樺をはじめとした木材には、断熱効果を持つものが多いです。
密閉製の高い真空管ほどではありませんが、ククサは冷たい飲み物を冷たいままに、暖かい飲み物も冷めにくい構造。
気温が0度を下回るような極寒の地ではステンレスマグカップは使用できませんが、木製のククサは問題なく使用することができます。
■使い込むと味が出てくる
ククサはほとんどのものが天然の木材を加工して作られています。
よって時間が経過するとともに、色合い、風合いなどが変化します。
元々耐久性がありますが、メンテナンスを行うことで自分のククサを育てていく感覚があります。
デメリット
■価格が高い
本場フィンランドの、白樺を原料としたククサは購入価格も1万円以上と、高額になります。
本格的なものは職人がひとつひとつハンドメイドで作成したものを輸入しているので、仕方がない気がいたします。
この後ご紹介しますが、
●北欧以外で作られているもの
●白樺以外の木が原料
●インターネットで購入する
この条件で探してみると2,000円台から購入することができます。
予算と用途に合わせて探してみてください。
■食洗機、電子レンジが使用不可
ククサは天然素材から作られているため、電子レンジでの加熱や食洗機の使用ができません。
使った後はぬるま湯で手洗いをします。洗剤も極力使用せず、洗ったあとは自然乾燥にしましょう。
sagverk(ソグベルク)のククサ
僕が使っているのはsagverk(ソグベルク)というブランド(工房)のものです。
素材は白樺ではなく、ヒノキ。
コーヒーの香りの中に、わずかにヒノキが混ざり合い、このククサならではの味わいを感じることができます。
裏面には素朴でカワイイ、工房のロゴが刻印されています。
このsagverkは埼玉県飯能市にある工房で、あのムーミンバレーパークに隣接した立地にあります。
”飯能ククサ”というブランドで、ヒノキ、サクラ、ケヤキ、カシなどからククサを制作しています。
工房ではククサ作りを体験できたり、カヌーに乗ることもできるなど、実際に訪れてみるのも楽しいですよ。詳細は下記よりご確認ください。
残念ながらsagverkのククサはAmazon、楽天などインターネット経由で購入することができません。
僕がどのように手に入れたかというと、ふるさと納税の返礼品として選びました。
ふるさと納税は自分の好きな自治体に寄付できる制度。詳しくは”ふるラボ”の解説動画を見てね!
全く同じものではない可能性もありますが、”飯能ククサ”は下記の2サイトからお申し込みいただくことができます。
●楽天ふるさと納税
●ふるラボ
ククサ 商品紹介
ここでは現在、各社ECサイトでお取り扱いのあるククサをご紹介します。
白樺ククサ
白樺を原料としたハンドメイドのククサです。
Pahkataide(パッカタイデ) ヴィサコイブククサ
”Made in Finland”の本格的なククサです。
本物のヴィサコイブ白樺を使ったハンドメイドで、ククサのロゴが入ったオリジナル木製ヴィンテージスプーン付き。
ヴィサコイブ白樺とは…
通常の白樺の木が突然変異し、とてもゆっくりと成長した白樺の品種。
突然変異でのみ生まれる素材のため数が少なく、ククサの材料として用いられるものは希少。
メーカーサイトより
11,000円程度と価格は張りますが、伝統的な製法による本格的なククサはプレゼントにも最適です。
サイズ:直径 約 8.3cm×高さ 約 7cm(全長幅:約16cm)
容量:約 160cc
Koivumaa(コイヴマー) 白樺ククサ
フィンランドではもちろん、北欧諸国でとても高い評価をされている工房『Koivumaa(コイヴマー)』社によって作られた白樺ククサです。
ククサ本体以外に、ナチュラルな木の風合とヴィンテージデザインが魅力の木製スプーンがセットで付いています。
サイズ:直径 約 8cm×高さ 約 6.5cm(全長幅:約14cm)
容量:約 190cc
白樺以外のククサ
白樺以外の木材を原料としたククサです。
1万円以下で購入できるため、お手軽にククサデビューができます。
NOBOX(ノーボックス) ククサカップ
他のククサと比べると、ややダークブラウンで落ち着いた印象の逸品。
Amazonで3,300円で販売されています。 ※2022年3月1日現在
天然のアカシア材が使用されていて、ハードウッドのような滑らかな質感になっています。
サイズ:L16.5cm×W11.4cm×H6.35cm
容量:約400ml
持ち手の部分が曲線の作りになっていて、しっかりグリップできるのもポイントです。
Retki(レトキ) ムーミンキャラクター ククサ
フィンランドのアウトドアメーカーRetkiからはムーミンキャラクターが入ったシリーズが発売されています。
スナフキンに加えて、ムーミン、ミイ、ミーミンパパのラインナップです。
素材については”木材”と表記されていて不明です。
使い込んでいくうちに変化が楽しめそうですね。
サイズ:14.5 x 6 x 8 cm
容量:170 g
サイズも物によって異なるようです。サイトでご確認の上、お選びいただければと思います。
Retki(レトキ) 手のひらサイズ ミニカップ (ペア)
同じくRetokiからは結婚祝いなどで喜ばれるペアのミニカップも発売されています。
サイズはわずか9 x 4 x 5 cm。内容量30mlとだいぶ小ぶりです。
実用的ではないかもしれませんが、並べておくだけでも素敵ですね。
アウトドアブランドの商品
登山、キャンプギアを発売しているアウトドアブランドからも木製のカップが発売されています。値頃なプライスなので、ご自身用のお試しにもいかがでしょうか。
mont‐bell(モンベル) アウトドア クピルカ
正確にいうとククサではありませんが、登山アイテムを多く発売する大手のmont-bellからも木製のカップが発売されています。
クピルカは「小さなカップ」という意味で、自然に優しい素材で作られたカップのことです。
木繊維とポリプロピレンを混ぜ合わせた素材は耐熱性と耐久性に優れ、お手入れも簡単です。
【素材】木繊維とポリプロピレンを混合したオリジナル素材
【重量】83g
【カラー】ブラック(BK)、ブラウン(BN)、グリーン(GN)
【サイズ】高さ60×幅93×奥行き165mm
【容量】210mL
【耐熱温度】-30°~100°
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ホールマグ マグカップ
”鹿番長”の相性でもお馴染みの新潟県メーカー・キャプテンスタッグからも発売されています。
裏面には雄々しい鹿のロゴが刻印されています。
製品サイズ:(約)145×90×高さ60mm
満水容量:(約)180ml
材質:天然木(ラッカー塗装)
原産国:ベトナム
まとめ
見ていただいたようにククサにはさまざまな種類があります。
価格、用途に合わせてお気に入りのククサを選んでくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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